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登山日記や訪れた街の様子をレポートします

赤坂ACTシアター - 中島みゆき 夜会Vol.17 2/2 

11月23日(水)小雨。
一日中曇りで雨が降ったり止んだりの繰り返し、何か生暖かい一日だった。
今日は中島みゆき 夜会 Vol.17 2/2 が赤坂ACTシアターで行われる。前もってチケットを取っておりこの日を楽しみにしていた。チケットは2万円、やや高いか。座席はチケットを取った時点で分かり、2階席の3列目のやや右側、果たして見えるだろうか。夜会を見に行くのは初めてだ。




20111123_赤坂シアター場所
関内からはJR根岸線に乗り40分で新橋、東京メトロに乗り換えて3駅で赤坂見附。開場より2時間も早く着いてしまい赤坂の街を歩き回った。結構ラーメン屋があり興味を引かれたが眠くなると嫌なのでやめておいた。そのくせ結局コンビニで缶ビールを買い一缶飲んで時間を潰した。
夜会というタイトルや赤坂ということから張り切ってスーツを着てこようかと思ったが結局ジーパンにマウンテンパーカで出てきた。小雨が降ったりしたので正解だった。




20111123_夜会
開場は19:15。開演は20:00、21:00-21:20まで休憩があり終演は22:30。
赤坂シアターの正面に来ると夜会の大きなポスターがあり皆写真を撮っていた。
入場すると正面にグッズ売り場がありパンフレット3000円を買った。開演まで時間があるので喫煙所でタバコを吸って時間を潰す。グッズ売り場に戻るとCD類のコーナーに3000円以上購入で先着200名に直筆サイン入り色紙をプレゼントとあった。失敗した。入場待ちの列に並び、いち早くこれを買っておくべきだった。
5分前になるとブーというブザーが鳴って開演を知らせる。いよいよだ。

以降、ネタバレとなる記載があります。夜会、2/2についてまだ知りたくないという方が居られたらここまででお願いします。








座席に着くとまずステージの見やすさに気づく。舞台が近い。座席は階段上になっており段差がかなり高く前の席の人の頭が自分のひざぐらいだ。これなら大きい人が前に座っていても後頭部が視界に入るということはまったくない。赤坂シアターを調べると座席数は1階2階合わせても1200程度しかない。これはうれしい。
観客は若い男女も多少居るが40台50台60台が大半だ。みな小ざっぱりした奇麗な格好をしていて客席も落ち着いた雰囲気だ。いよいよ始まる。

電灯が消えると場内は真っ暗になる。足元も隣の客もまったく見えないほどの完全な暗闇だ。さすが劇場は違う。舞台は下部にバックバンドのような人たちが演奏しており上段で演目が行われるという2段構成、セットが切り替わる闇になるときは下段の演奏者のところだけが薄っすら見えており他は文字通り真っ黒だ。
幕が上がりみゆきと男性が出てきた。まずその大きさに感動する。劇場の効果があるのだろうが演者が相当に大きく見える。2時間劇を見るのに演者が豆粒や小さくで見にくかったらつまらない。開始からもう興奮する。みゆきは会社の編集者、男性は画家のようだ。みゆきは画家の持ってきた絵を誰も座っていない椅子に向かって売り込むが社長はOKを出さない。そこには社長がいる設定のようだ。このシーンも以降も通じてそうだが劇はほとんどセリフ無しで行われる。演技部分はパントマイムのように感じる。みゆきは気の弱い女性編集者なのだろう、背筋をしゃんと伸ばしキョロキョロとおどけた仕草で多少コミカルに演じる。昔出ていたフジカラーのCMを思い出させる。
多少の演技の後、歌が始まる。のっけからその歌唱力は絶大だ。メロディーにきれいな歌声が乗り、最初の曲を聴いて期待が大きかったこともあるだろうが鳥肌が立った。
以降はやはり2/2自体のストーリーに関する話題は避けておこう。

第1幕が終わり休憩に入る。喫煙所でタバコを吸っていると背中の女性グループがいいね、当たりだねと話している。どうやら何度か夜会に来ており、前に観た2/2と演出がだいぶ違うというような話だ。休憩終了5分前になりブザーが鳴る。席に戻ると暗くなってみゆきの声でアナウンスが流れる。ラジオなどでおなじみの幼児化したようなコミカルな口調で会場に語りかけ、場内にほっこりとしたような雰囲気ができる。とろ、という曲があるがそれのような口調だ。
第1幕では比較的きれいなメロディーラインの曲が多くしっとり聞かせるが、第2幕、特に後半は圧巻だった。特にジャスミン、二隻の船では力強いみゆき節全開となり、生歌と聞きに来て本当によかったと思った。
第2幕の中盤に最大の演出がある。舞台はベトナムの水辺の町に移っていて竹舟が行き交っているなと思っていると突如、客席の目の前に大きな竹舟が現れ中央にみゆきが立っている。1階席最前列の人なら立って手を伸ばせば手が届きそうな距離だ。そこでまた1曲熱唱する。客は驚いているが立ち上がる者はない。客も含めて素晴らしい舞台だ。
劇中、セリフはほとんどないが後半に少しみゆきがセリフをしゃべるシーンがある。上で書いたコミカルな口調だ。ちょっとちょっととシリアスで凝り固まった流れを解きほぐすようなしゃべりだった。ストーリー的にどうしても話の流れはシリアスで固くならざる得ないがここで突然、一旦和やかになる。
中島みゆきはよく松任谷由実と比較され、wikipediaでの紹介では”トレンドに合わせた楽曲でヒットを飛ばす松任谷由実と、己の道を行く中島みゆきを「月と太陽」、「光と影」とするような対比が多く見られ、ユーミンは「恋愛歌の女王」、中島みゆきは「失恋歌の女王」、「女の情念を歌わせたら日本一」などとよく形容された”とある。みゆきの曲は暗い曲が多いがラジオパーソナリティなどでは明るくおどけている。このシーンはみゆきの世界観を象徴していると思う。おどけて楽しむことも必要だ。無意味と知っていても。

基本的に舞台セットと小道具を使い、映像はほとんど使われていない。映像を使うシーンも1箇所あるが荒れる海を見事にステージ上に再現しており映像という違和感がなくそこに海があるように見えた。このデジタル時代にこのこだわりはありがたい。物理的なセットはどこか、観に着てよかった、生で見れてよかったという気になる。運ぶのも作るのも面倒だろう。こだわりがあるのだと思う。

登場する役者は全部で4人、4人がいろいろな役を演じ分けている。男性役は坊主でガタイのいい中年男性だったが個人的にはしっくり来なかった。演技も歌も素晴らしかったが画家という設定で唯一の男性役なのだからもう少し一般的な男性像をキャスティングしてくれたほうがありがたかった。個人的に自分と真逆の風貌だったからというだけだろうが、個性が強すぎるように思う。終演後、演者が紹介され最後にみゆきが挨拶した。当然コミカルではなく普通のしゃべりだ。途中、震災の年であったことに触れた。心温まる普通の挨拶だった。

夜会は初めて来たがまた今度もチケット争奪戦に挑んでみようと思う。

20111123_赤坂シアター

第1幕
第1場 出版社編集部
第2場 圭のアトリエ
第3場 ベトナム・安ホテル
第4場 ベトナム・市場

曲目
1.旅ははじまる
2.新しい風
3.笹船
4.遠近法
5.ささやかな花
6.Last Scene
7.奇妙な音楽
8.鏡の中の他人
9.Never Cry Split Over Milk
10.ギブ・アンド・テイク
11.奇妙な音楽
12.彼と私と、もう1人
13.誰かが私を憎んでいる
14.夢中歩行
15.ばりほれとんぜ
16.暗闇のジャスミン
17.誰かが私を憎んでいる
18.暗闇のジャスミン
19.1人で生まれて来たのだから
20.市場は眠らない
21.途方に暮れて
22.この思いに偽りなく
23.帰郷群

第2幕
第1場 ベトナム・竹工場
第2場 福井県・厳冬
第3場 新潟県・病室
第4場 ベトナム・水上市場
第5場 ベトナム・安ホテル

曲目
24.帰郷群
25.竹を渡る風の中で
26.姉妹になるがいい
27.鶺鴒
28.緘口令
29.旅人よ我に帰れ
30.茉莉花
31.竹の歌
32.紅い河
33.7月のジャスミン
34.海のカルテ
35.自白
36.目撃者の証言
37.7月のジャスミン
38.目撃者の証言
39.暗闇のジャスミン
40.幸せになりなさい
41.二隻の舟
42.幸せになりなさい(旅人よ我に帰れ)

第3幕
第1場 鏡の中の夏

曲目
43.彼と私ともう一人
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