FC2ブログ

今日もまたマイホームタウン

登山日記や訪れた街の様子をレポートします

塩見岳-間ノ岳-北岳登山⑥ 


塩見岳-間ノ岳-北岳登山⑥

2016年8月29日(月)雨のち晴れ。

20160829045228.jpg

3泊4日塩見岳から北岳への山行最終日、歩程4時間、休憩時間含めた行動時間5時間で北岳肩の小屋から広河原まで降りる。
北岳肩の小屋では携帯電話の電波が入り、昨晩就寝前にデジカメから携帯電話へ画像ファイルの転送を行った際にデジカメに現在時刻が正しく記憶された。このためこの日の各行動の正しい時刻がデジカメの画像ファイルの保存日時から知ることができた。
午前4時半、北岳肩の小屋で目を覚ます。




20160829045244.jpg

外に出て水場で水を飲み一服する。昨夜かなり強く小屋の屋根や壁を雨が打っている音がしたが雨足は大分弱まったようだ。それでも雨に近い濃霧となっており出発時は上下雨具が必要だった。




20160829045358.jpg

05:00 朝食。卵焼き、鮭の切り身、納豆、味噌汁等。山での最後の食事となる。




20160829054455.jpg

06:00 肩の小屋を出発。
今回泊まった三伏峠小屋、熊の平小屋、北岳肩の小屋はいずれもとても良い山荘だった。ここでも出発時に小屋の主人、従業員が入り口まで来て頑張ってくださいと送ってくれた。山荘の印象が良いのは台風の上陸が目前でどの小屋でもほぼ私たちの貸切状態で寝床などを広々と使えたことがあるのかも知れない。混み合っていて山荘全体が殺気立っていたらまた印象は違うかも知れない。




20160829072037.jpg

肩の小屋から御池小屋までは急坂を黙々と下る。私は途中で左膝に電気の走るような衝撃があり、その後延々と左膝が痛くなった。過去に友人との山行で、友人が膝が痛くなると私は日頃の運動不足だね等と言って私自身はこういった問題とは無縁であったが、登山で初めて膝が痛くなる経験をした。原因は勿論、日頃の運動不足と思う。後日談だが下山後翌日の筋肉痛は特に右の太ももに来た。普段は登山後の筋肉痛は満遍なくそこかしこに来るのだが、偏った筋肉痛はこれも初めてであった。最終日のこの左膝の痛みに、なるべく右足の力を使って下山した結果だろう。
途中で小太郎尾根との分岐を御池小屋方面に進み、草すべりと呼ばれる急坂を降りると下方に池が見えてくる。辛抱強く降りて池まで達した。




20160829072209.jpg

07:20 ほとんど休憩という休憩を取らず、白峰御池小屋に到着。しばし休憩を取る。




20160829073148.jpg

07:30 御池小屋を出発。広河原山荘を目指して下山を再開する。




20160829092609.jpg

09:25 広河原山荘に到着。
途中、膝が笑うように小刻みに震えるようになり足に力が入らなかった。膝が笑う状態になったのは、恐らく初めて富士山を登って下山しているとき以来の2回目だと思う。やはり登山は定期的に登って体を山仕様にしなければ、こういった山行に付いて行けない。普段の生活で土日に近所をジョギングしている程度では登山では全然歯が立たない。
水場でレインウェアのスボンや靴に付いた泥を落とす。




20160829092939.jpg

20160829092955.jpg

広河原山荘からバスの待つ広河原インフォメーションセンターに向かう。途中野呂川に掛かる吊り橋を渡る。




20160829093520.jpg

09:35 広河原インフォメーションセンター着。ここが北岳等の玄関口となりバスやタクシーの発着場となっている。




20160829102432.jpg

10:25 バスに乗り芦安・白峰会館という温泉施設に到着。登山の汗を洗い落としようやく一息付けた。




20160829112332.jpg

各自昼食となり醤油ラーメンを食べた。塩分を欲しているからだろうあっという間にスープまで平らげた。
12時出発まで時間があり、ツアー参加者中にもう一人居た喫煙される方と喫煙所を占有してタバコを吹かす。下山後の温泉は皆の楽しみであり、ようやく私も含め皆も笑顔となる。




20160829135055.jpg

ここは談合坂パーキングエリアだっただろうか。途中2回のトイレ休憩を経て中央道で新宿へ帰る。
15:30 新宿西口着。皆でお礼を言い合い解散となる。何の不満も起きず、とても良い山行だった。ツアーで団体となると人の集まりなので嫌なことも起きるかも知れないのだが、まったく何も無かった。行程の難易度の高いツアーで登山経験が多い方達が集まり、そういった方達は色々な意味で、色々と分かっていらっしゃると感じた。参加者18人中、お一人の女性はこの山行で百名山の100個目の登頂を達成した。おめでとうございます。




以下、今回の山行で勉強になったこと、学んだことを自己備忘の為に記す。
・濡れたアンダーウェアや服は、山小屋では乾いた服に着替えた後、その上に濡れた物を着ておくと翌日までに乾いているとのこと。ガイドさんのアドバイスであり、何となく気持ちが悪く参加者は実践していなかったが、持ち物を減らす、翌日までに乾かすというこのようなテクニックがもうひとつ上のレベルの山行に行くためには必要とのこと。
・山頂での休憩等で寒かったら躊躇せずすぐ上着を着ること。登ってきて山頂に着いた際は汗をかいているが山頂はだいたい風の通り道で寒い。すぐに上着を着ないと汗冷えする。上を着ないでしばらくすると寒くなるがここまで着ていなかった、どうせすぐに下山開始するという意識から最後まで着ないで寒さを我慢することが多い。登山で体調を崩すのはこういう場面がもっとも多いとのこと。
・塩分補給のタブレット型のお菓子はとても有用であったこと。近年、汗をかいたあとの水分補給は真水では駄目でスポーツ飲料など塩分の多いものを取らないと危ないとよく言われる。登山では初日はスポーツ飲料を持っているが2日目からは水場で汲んだ水や宿で入れてもらったお湯やお茶となる。このとき塩分補給にタブレット型のお菓子だと口の中に長く残らず、食欲が無くても口に入れられるのでとても塩分補給がしやすい。
・縦走での山小屋での夕食、朝食ではお茶、味噌汁をガブ飲みしておくこと。これもガイドさんからのアドバイスだ。塩分補給の味噌汁は勿論のこと、お茶も飲めるだけ遠慮なく飲んでおくこと。飲んだ分だけ持ち物となる水を減らすことができる。飲みすぎるとトイレが近くなるという懸念について、行動開始すぐにトイレに行きたくなったすぐお花摘みに行けばいいだけとのこと。ひとつ上のレベルの登山がしたければこういう合理性を重視することがとても大切と、ガイドさんは言われていた。
・雨の場合の行動食は上着のポケットに詰めておくこと。何なら宿で貰ったお弁当も雨合羽の上着ポケットに押し込めば入る。最近のレインウェアではそれも考慮されて上着のポケットは大容量になっている。雨天の行動では屋根のあるところで休憩が取れないこともある。今回の山行でも雨がありその日の行動中の休憩は立ち休憩のみで、いつ宿で貰ったおにぎりを食べるのだろうと思った。立ち休憩の間にポケットからおにぎりを取り出し1つでも食べるのだ。また、今回は休憩中にトイレ休憩だのお昼休憩だのと細かい号令は無かった。最初にガイドさんが、休憩になったら食べたい人は食べる、お花詰む人は詰みに行くとすぐ行動するようにと指示があった。いずれにしても排泄や食事はするのだからすぐ行動すること、とのこと。私はまだこのすぐ行動するということに慣れていなかったためだろう、おにぎりは幾つか食べ残してしまった。周りと共同し、かつ行動はすぐ行動する、本当にいい勉強となった。


余談であるが今回の山行での登山ガイドさんもとても良い意味でレベルが高く勉強させてもらった。ご迷惑をかけたくないので詳細は控えるが、テレビにも時々出ている日本で有名な登山ガイドさんだそうだ。少し不愛想で些細なことを聞くのが躊躇われるような感じもして人により、とくに女性にとっては好みが分かれるかとも思うが、上に上げた備忘録の通り言われる言葉は本当に勉強になると思えるアドバイスが多く、私にとってはとても尊敬できる登山ガイドであった。

私の百名山はこれで34座目となった。

(おわり)

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://gri.blog42.fc2.com/tb.php/349-0b8306be
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

[ブログランキング]