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登山日記や訪れた街の様子をレポートします

読書レビュー - 孤高の人・他 

1月11日(土)晴れ。

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最近読んだ本の感想を書いておこうと思う。
勿論、まだ読んでいない人が興醒めするようなネタバレ等はしないように気をつけ、私個人の感想に閉じるよう書くつもりではあるが、意図せずそういったことになる可能性もある。もしこのブログを読んでいただいている方がいれば、その点ご留意いただきたい。つまり、これからあなたが読む可能性もあり、先にその情報が入るのが嫌であればこの先は読まないでいただけると幸いだ。また、感想はあくまで私1個人がそう思っただけのことであり普遍的、一般的な評価では勿論無い。否定や批判も、その著者や作品をこき下ろす目的は一切なく、私という小さな一個人が、単にそう感じたというだけのことである。



■ビブリア古書堂の事件簿 三上延著 メディアワークス文庫 590円
この小説はシリーズものとなって何巻も出ている。インターネットがどこかで売れているランキングに載っているのを見てその1巻目を買ってみた。事件、推理物の小説であるが文体が私にはまったく合わなかった。柔らかいトーンで読みやすいが、私には何か歯が浮くというか、いちいちふんわかした恋愛トーンが入るのが読んでいて面倒臭かった。2巻目は買わないだろう。

■脳男 首藤瓜於著 講談社文庫 590円
最近映画化された小説、表紙には第46回江戸川乱歩賞受賞作とある。面白かった。これも私の好みからすると、若干ではあるが過激に見せよう、登場人物をキャラクタ濃く立たせようとする作者の意図みたいなものが見えてほんの少しあざとい感じがして嫌だったが、主題に取ったテーマが興味深く、その1点だけで最後まで興味を持って読み切れる。ストーリーを構想した時点で、この作品は既に勝っていると思う。

■復讐教室 山崎烏著 双葉文庫 667円
書店で平積みに置かれ、復讐というタイトルには私は常に興味を持ってしまうため手に取った。苛められっ子がクラスメイトに復讐するという物語だ。ラノベ、ライトノベルというジャンルだろう、おそらく携帯電話向けに1話1話配信していたものを文庫化したものと推測する。まったく面白くなかった。クラスメイト全員に復讐を果たすわけだが、人数が多くて誰が誰だか作者の思っているほど読んでいる側には認識できない。何となくストーリー的なものはあるものの、おそらくそのライトノベルという性質からだろう、1話限りで説明から始まりその話で1つの話が終わるようになっており、無理やり強引な決着ををしてまた次の話が始まる。私はテレビドラマでも1話1話で完結していくタイプは好きでないのだが、こういうタイプは話と話のつながりが薄く、話の理解が遅い私には向かない。

■標高二八〇〇米 樋口明雄著 徳間文庫 648円
著者は登山をやるのだろう、登山が話に絡む短編小説集だ。表題の短編もある程度は面白かった。ところどころ、登山の話やその装備品の記述があり、私は登山に興味を持っているので幾らか楽しめた。小説全体を通じてはあまり感想はない。あえてこの著者の作品を追うことは無いだろうが、ここで登山小説というジャンルに出会ったことは私にとってとても良かった。

■孤高の人 上/下 新田次郎著 新潮文庫 710円(上/下とも)
大正から昭和にかけた加藤文太郎という日本の登山家を題材に取った作品。私にとって二重丸、登山が趣味の私に限らずとも一般的な名著であるらしい。私は登山の漫画で岳というものと、この孤高の人という漫画を読んだことがある。漫画の孤高の人はこの小説を題材に取ったとのことだった。漫画はそれはそれで面白かったが、原作の小説を読んでみたかった。漫画と小説は別物として、どちらもとても面白かった。この新田次郎という作者は直木賞を取り、自身の名を冠した新田次郎賞という賞まで今はある偉大な作家のようだ。文体は素朴、それでいて質実剛健さを感じる、まあ私のような素人でもこれはすごい、読んでいて面白いと思わせるものがある。この作品自体もとても面白く、いい作品に出合えたと思う。また、この作者の作品は登山ものが中心と分かり、おそらくこの先幾つも新田次郎氏の作品を私は追いかけると思う。




私は最近、東京駅にある顧客の企業に常駐勤務している。横浜関内から東京に電車通勤だ。今はスマートフォンやタブレット端末などで便利に文庫本を読める幾つかのサービスがあるが、まだそれらに踏み込めていない私は通勤電車中に文庫本を出して読んでいる。東海道線のあの足の踏み場を争うような満員電車の中で肘の位置、ページをめくる際の手の動き等にいちいち注意が必要ながら、文庫本に集中すればある程度は私の中で周りを気にする心を殺せる。満員電車で肩、腰、足を周囲の人と密着させ押し合い圧し合い、いざこざの中で通勤するのは本当に骨が折れる。特に私は、と言いたいが誰でも一緒であろう。必死に私は文庫本に読むのに夢中ですというスタイルを前面に出し、その時間が終わるのを文庫本に集中して過ぎ去るのを待つ。
最後に、本を読むスタイルを書こうとしたが、何を書きたいのか意図不明になったのでここで止める。


明日は、丹沢山系 檜洞丸(ひのきぼらまる)というところに登ってこようと思う。
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