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今日もまたマイホームタウン

登山日記や訪れた街の様子をレポートします

丹沢山系 蛭ヶ岳登山 

2015年4月25日(土)晴れのち雨

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丹沢山系の蛭ヶ岳に登ってきた。丹沢は東西40km南北20kmに及ぶ山塊で神奈川県の面積の6分の1を占める。蛭ヶ岳はその山塊の最高峰、標高1673mの山だ。丹沢登山の辛いところは一部例外はあるが多くのメインルートでは登山口の標高が200m程度で山頂まで登ると標高差は1500mを超える。これは北アルプスなどの多くの登山コースより標高差という点で並ぶか、超えている。
画像として貼った地図は今回歩いたルート情報(gpsファイル)をプロットしたものである。こういった登山中にルートを記録し後で見返せるものが流行っているのは知っていたが、今回初めて使ってみた。記録はAndroidアプリの山と高原地図、貼り付けはカシミール3Dという無料ソフトを使った。これについては別記事で書いてみようと思う。今回、登山中はこのスマフォアプリの山と高原地図で周囲の情報と現在地を確認しながら歩いた。とても便利だった。
04:57 自宅のある関内駅発。
05:03 東神奈川駅着、横浜線に乗換。
06:00 橋本駅着。東神奈川-橋本間は550円。関内-東神奈川は定期券のルートだったため金額の記録は残っていなかった。




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06:20 橋本駅北口1番乗り場 神奈川中央交通 [橋1]三ヶ木行きのバス出発。
06:51 三ヶ木着。3番乗り場[三56]月夜野行のバスに乗換。
07:21 焼山登山口着。橋本駅-三ヶ木(みかげ)間430円。三ヶ木-焼山登山口間329円。私はスマートフォンにSuicaのアプリを入れているが、首都圏ではほぼこのSuicaをかざせば電車もバスも一律出入りができて後で金額が分かるので便利だ。
バスは橋本-三ヶ木間では登山客以外にも地元の方だろう登山の格好でない方もたくさん乗ってきて満員だった。三ヶ木―焼山登山口間は登山の格好の人のみ、この路線ではバス会社の人だろうかスーツの若者が2人乗っていて、乗客にどこで降りるのかと支払方法についてアンケートを取っていた。聞こえてくる降り先は焼山登山口か月夜野のどちらかだった。月夜野というところからも登れるのだろうか。
焼山登山口には神社のようなところがあり、降車客はここで思い思い準備をはじまる。私は特に準備することもないので一服したら登りだしたかったのだが、どちらに登山口があるのか分からなかった。1人目の方が歩き始めたので付いていった。果たして登山口があり、登山がはじまった。



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09:15 焼山到着、標高1060m。私はここ最近不精がたたって腹回りが気になっていたが、やはり太り始めていたようだ。コースタイム2時間のところ、ほぼ同じ2時間かかった。タイム以上に息が上がるのがひどく、焼山直前では数歩登るたびに止まって呼吸を整えるような状態だった。登山口から焼山までは、はじめはなだらかな登りだが後半そこそこの急騰となり一気に標高を稼いでいく。特に難しいところはないが、この後半の延々と登り続けるところで汗が吹き出しとても息が切れた。




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ここには展望台のようなものがあるが、登って見ても特にいい景色は見れなかった。
この時点ですでに曇り始めていた。





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焼山を出発しもくもくと歩く。
途中ピンク色の花が咲いている。ツツジだろうか。




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11:15 姫次着。
コースタイム1時間35分のところ1時間半かかった。ここで2名ほどお昼を食べている。私は既に焼山―姫次間で1度小休止しおにぎりを1つ食べていた。既に細かい雨が降ったり止んだりしていて景色は霧につつまれ薄っすらと遠くの山が見えるくらいだ。事前に見てきた天気予報では今日の蛭ヶ岳は晴れ、夕方頃に曇りとなっていた。早く蛭ヶ岳に着いて大休止しようと思い、足早に姫路を後にする。




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姫次から蛭ヶ岳方面に向かうと随分と山を下る。山頂を経由していく登山ルートでは1つの山頂に着くたびに次の山へのスタートは下りとなるが、この下りが精神的に結構こたえる。下った分だけまた登ることを思うからだ。




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1つ前の写真もそうだが、途中ひらけたところで巨木が切り倒されその木に苔が生えているところがある。山に来て登山道を歩くと、こうした光景はよくあるのだが私は特にこの木や岩などが苔に包まれているものを見ると目を惹かれる。長い年月を感じるからか、死んだ苔が茶色くなりその上に更に緑の苔が生えていて、遠くから見ても自然を感じ、近くで見ても複雑な生命の絡まりを感じとても興味を深い。




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姫次からある程度下った後一旦なだらかな道が続き、いよいよ登りが始まると宣言するような木の階段がはじまる。この木の階段以外に、平坦なところにも地面よりほんの少しだけ高い位置に木で作った橋が幾つかあった。途中看板があったが、森林保護を目的としたものだそうで、おそらく登山客が多くなり草木を踏みしめられてしまうのを保護しているのだろう。丁寧な看板だと思った。また、これは道中を通じて感じたことだが、丹沢における大倉側の山道に比べ、こちら西側ルートの山道はよく整備が行き届いていると感じた。いや、東側ルートはどちらかというと大通り的な感覚があり、こちら西側は小道的な山道なので、こちらの方が登山道としては歩いて楽しく、そこからそう思っただけかも知れない。




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12:50 山頂蛭ヶ岳着。標高1,673m、焼山登山口から標高差1,568m、距離にして12kmを踏破した。
姫次からのコースタイム1時間25分に対して1時間30分かかった。雨は途中から大雨に変わった。途中でレインウェア、レインパンツを身に着けた。最後の連続する木の階段では完全に息が上がり、5,6歩あるいては息をゼーハーゼーハーとやるのを何度も繰り返した。
山頂には2人ほどいたが丁度カッパを着込み下山していくところだった。




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山頂に一人残され、大雨で景色も何も無かった。見渡す限り雨を避けられるような屋根はなく、近くに山荘があった。入り口がどこか分かりにくかったが入り口に屋根があるデッキのようなところがあり、雨を避けて一息つけた。山バッチ500円と500mlのポカリスエット500円を買う。この屋根のあるデッキは基本立ち寄りの登山客は使えないようだが、大雨で多めに見てもらえたか、何か買うと使えるのかここに居てお咎めはなかった。コンロとカップラーメンを持ってきていたが、このデッキでは火気の使用は禁止だった。持ってきていたおにぎり1個と菓子パン1個を食べる。飲み物は750mlの水筒と500mlのプラティパスに入れた水を持ってきていたが、水の使い道が無くなったので水筒に補充した。水筒は既に空になっていた。小屋の中の休憩所は使用料200円との張り紙があったので入らなかった。このデッキには年配のご夫婦が1組先に居たが、大雨の中迷いながら下山に出て行った。すぐに銀色の大きな光が下の方に輝き、特大の雷音が鳴った。山頂から見る雷は、下の雲の層に水平に銀色の爆発が起こったように見える。貴重な体験だった。この後、下山中も途中まで時折の稲光を轟音は続いた。ご夫婦はすぐに戻ってきて、これを降りて行くんだよ、怖いねえとご婦人が目を丸くしておどけて話しかけて来た。かなり年配ではあるがご夫婦仲が良さそうで可愛らしかった。その後、半袖Tシャツの青年がずぶ濡れの状態でデッキに上がってきた。最初、小屋に居てちょっと外に出て戻ったのかと思ったが、どうやらこの格好でここまで登ってきたようだった。屋根のあるデッキに着いても体の雨を拭かずガタガタと震えていた。寒さのためだろう、みるみる目が赤くなっていた。ザックも小さく雨具も何か着るものも持っていないのだろう。何か貸そうかとも思った気もするが、こちらもそれどころではなかった。今日は小屋泊まりにするか何か着るものを買うか、お金ぐらいは持ってきていることを祈るしかない。


この後私は下山の方向を判断しなければならなかった。元々、焼山側から蛭ヶ岳へ登り、東側の丹沢山、塔ノ岳、大倉尾根を経て大倉に下山するつもりで来ていた。だが、この雷雨の中、丹沢山までの登り返しからバカ尾根と呼ばれる厳しい道を降りて行くのは私の体力には無理なように感じた。それ以外の下山ルートは私の分かる範囲では来た道を降りて行くコースだが、降りた後の焼山登山口からのバスは16:38発の1本のみしかなく、時間的に相当厳しい。
迷いに迷ったが、ピストンで引き返すことに決めた。
13:25 蛭ヶ岳を出発し下山開始。


この後、写真は無い。もくもくとひたすらに降りた。膝はがくがく、ブレーキをかけるようにストックを突いたので、ストックの先端を受け止める手のひらがとても痛んだ。
地図上のコースタイムでは蛭ヶ岳-姫次1時間10分、姫次―焼山1時間25分、焼山―焼山登山口1時間40分で合計4時間5分。これを3時間で降りなければならない。登山のコースタイムは途中休憩の時間などは含まれていないので、その分のロスを極力少なくしなければならない。走るように降りた。登りのときに感じたことだが、この丹沢西側の地図上のコースタイムは結構辛口の時間だと思う。私は急がずに歩いてだいたい地図のコースタイムの6,7割の時間なのだが、今回はほぼコースタイム通りの時間だった。気持ちは半分諦めていて、バスに間に合わなかったら大きな金額になるだろうがタクシーを呼ぶことも止むを得ないと思った。途中道標が出て次のポイントまで後何キロと出るのだが、嘘だろ、あんだけ降りたのにまだこんな、というような状態だった。それでも時計とにらめっこしながらひたすら降りた。途中、結構な勢いで降りて行く青年を抜かしたが、青年もものすごく頑張って降りていた。




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16:20 焼山登山口着。
本当に自分ながらよく頑張れたと思う。途中で会った青年もバスには間に合った。バス停近くにお店とジュース自販機があり、CCレモン500ml 150円を買った。




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朝、始発バスでここで降りたときは10人ぐらいは降りたのだが、この1便しかない帰りのバスではトレラン装備の若者3人と先ほどの登山格好の1人と私の5人だけだった。
神奈川県橋本駅から山側方面ははじめて来たのだが、おそらくバスが発達しているのだろう。三ヶ木というバス停は大きなバスターミナルとなっており、バスからバスへの中央的な乗継地点となっていた。登山に使うバスはいままでほとんどが登山客しか乗って来なかったのだが、行きも帰りも半分ぐらいはここで生活している人だろう登山装備でない方が乗られていた。
バスで焼山登山口―三ヶ木、三ヶ木―橋本駅北口へ、電車で橋本駅から東神奈川駅、乗り換えて関内駅へと行きと同じ経路で真っ直ぐ帰った。行きも帰りも電車、バスともに座ることができた。




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19:30 帰宅。途中駅前のコンビニでご飯となる弁当を買う。
下山でかなり無理をしたため既に足が痛い。これを書いている2日後もまだ筋肉痛が取りきれていない。筋肉痛は街中を歩くとき素早く動けず不便だが、筋肉が一旦破壊され新しい筋肉組織に生まれ変わる行程と思うと私は筋肉痛は嫌いではない。
ちなみに冒頭の山行地図において、ロガーが記録した線が二重になっているのは登りと下りの分であろう。1つがジグザクに、もう1つが直線的になっているはプロットが時間単位に記録されており、登りでは少しずつ進んだのでジグザクに、下りは駆け降りるように急いだのでプロット間隔が長くなった結果だろう。




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ゴールデンウィークは大きな休みが取れた。
いろいろな山に登ってこようと思う。

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