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今日もまたマイホームタウン

登山日記や訪れた街の様子をレポートします

ブランデー梅酒作り 


2015年10月17日(土)曇り

以前、山登りに出か山小屋に泊まったとき、休憩部屋で隣になったおじさんがペットボトルに自家製の梅酒を持ってきていた。家の庭になった梅をブランデーで漬けているのだという。一口いただいたが、甘く香りがよく山の夜にぴったりのお酒であった。
私もやってみたいと思い、作り方をインターネットで調べやってみることにした。




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タケヤ化学工業 果実酒びん 角型 4.0L
1個670円、2個をアマゾンサイトで購入した。プラスチック樹脂のような素材で軽く、取っ手が付き、蓋には注ぎ口となる二重のキャップとガス抜き用の弁が付いている。
容器は煮沸した湯で洗浄し、さらにアルコールで殺菌した方がよいとあった。菌があると長い時間放っておくのでカビが生える危険性があるためだ。アルコールは手持ちが無かったので煮沸洗浄で済ませた。




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冷凍南高梅(梅酒・梅ジュース用)冷凍梅 500g 4袋
2800円と送料700円。楽天サイトからJA紀南で購入。梅の季節は6月なので今は冷凍梅しか売っていない。梅酒に漬ける梅について、だいたい3か月ほどで飲み頃となり、梅は半年から1年ぐらいで外に出すとあり、冷凍梅の場合は1か月ほどで飲み頃、梅を出す時期も冷凍しない場合の半分ぐらいの期間とのことだった。冷凍した場合、果実内の組織が破壊され、うま味のエキスが早く出るとのこと。冷凍した方がいいのか、冷凍しない方が美味しいのかは、書いてあるサイトによってマチマチであった。果たして、今回冷凍梅を使ったがどうなるだろうか。




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梅のヘタを1個1個丁寧に取る。竹串などで取るとあったので結構やっかいな作業かと心配したが、串状のもので刺すとクリッと簡単に取れた。




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氷砂糖1kg、近所のスーパーで購入。500円ぐらいだっただろうか。
4リットル容器1つ分に氷砂糖500~800グラムとあったので、今回1つに500gとしたので少し甘さが足りないかもしれない。




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容器に梅、氷砂糖、また梅と交互に入れていく。




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サントリー 果実の酒用 35° 1800mlパック
1本1300円。近所のドン・キホーテで2本購入。




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1つの容器に梅1kg、氷砂糖500g、ブランデー1.8Lを入れた。




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これを2つ作った。作業した時間は40分ぐらいだろうか。
漬けこみ後2週間は、毎日1回容器をゆすり糖分を均一にするとのこと。浸かったお酒は勿論、梅も美味しく食べられるとのことなのでとても楽しみだ。
果たして、うまくいくだろうか。うまくできたら、私も容器に入れて山行に持って行ってみようと思う。

カメラ NIKON COOLPIX AW130購入 

2015年9月10日(木)雨

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先日、デジタルカメラを購入したので記事にしようと思う。
NIKON COOLPIX AW130 2015年3月19日発売。
2015/8/16 価格コムサイトで当時最安値に一番近かったドスパラショップで購入。32,990円。




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形状からわかる通り、防水タイプのデジカメだ。
私はSony RX100mk2というデジカメを持っており愛用していたが、二度壊してしまった。主にカメラで写真を撮るのは山登りの際の風景であるが、二回ともこの山登りの雨にやられた。一度目は雨天時に雨具のポケットに入れていたが、汗による湿気だろうポケットの中で濡れた状態になっており使おうとした際に液晶画面が映らなくなっていることに気付いた。修理に出すと幸い1万円掛ったが直って戻ってきた。二度目のときも雨だった。今度は慎重に、撮影のときだけ外に出して使い付いた雨滴を丁寧に拭き取ってザックの中にしまい極力濡れないように気を付けていた。この使い方でも、しばらくすると電源を入れた後何かのボタンがずっと押されているような状態となり、まともな操作ができなくなった。修理に出すと、内部が腐っている状態で修理するより新規購入した方が安い状態との回答が返ってきて修理することは諦めた。

このような経緯を辿り、それでも山登りにおける雨天時のカメラ撮影は行いたいので防水タイプの持ち運びに便利な小型タイプのデジカメの購入を検討した。候補に挙がったのは購入した機種以外にOLYMPUS STYLUS TG-4という商品がある。TG-4の方が価格コムサイト上では口コミ数も多く人気があるように見えた。カメラの仕組みに詳しくないが、どうもカメラ性能的にはTG-4の方が上位、値段も1万円ほど高価だった。性能以外にも見た目はとても購買意欲をそそるような形状をしており私も気に入るタイプのものだ。購入したAW130はレンズの位置が左上の小窓のような位置にあり、私はレンズが中央にあるオーソドックスな形が好きだ。口コミ上でTG-4の悪い評判を探したが、電池蓋のところが気づかないうちにロックが解除されて開いてしまったというようなものしか見つからなかった。これは水中ダイビングでの撮影などタフな使い方をされたのだろう、私には影響ないと思えた。デジカメで防水タイプという機能が付くと、それは携帯電話の防水などのようにちょっとした雨などではなく水没を想定していて、水深何mの耐圧までいけますという機能だった。購入したAW130は比較した防水デジカメの中で水深30m対応と最も耐性が高かったが、これはダイビングなどやらない私には要らない機能だった。
実際に店頭で手に取って比較すると、TG-4の方が少し大きく重かった。ボタン周りの操作感はTG-4はリング状でカチカチ回すモード切替があり、これに慣れている私にはTG-4の方が良かった。AW130はボタンがかなり固い気がした。液晶画面を見ると、説明の文字や数値などAW130の方が私の好みのフォントだった。TG-4はチープな感じがした。これは液晶の解像度がAW130の方が上なので仕方ないだろう。色々なモードを試してみると、TG-4には顕微鏡モードや魚眼レンズ状の構成など色々遊べそうな機能が沢山付いていた。顕微鏡モードとは、例えば雪を結晶のように撮影できるらしい。AW130は撮影中にはそのようになる機能は無いが、撮影後に撮影した画像を魚眼レンズ状などに加工でき、これらの機能はいわばデコレーションであろう。ボディの色について、AW130には迷彩のカラーがありこれは気に入った。私はだいたいデジタル製品は黒が好きなのだが、何故だかこの迷彩色に惹かれた。
再びウェブサイト上でいろいろと検討、悩んで結果的にAW130を選んだ。価格が1万円安いこと、少しだけ小さいこと、カメラ性能的には私レベルでは大きな性能差は無さそうなこと、液晶の見た目がこちらの方が良かったこと、迷彩カラーがしっくりきたこと、あたりが選択の決めた理由だと思う。




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先日撮った空木岳からの写真をAW130内の機能で別の撮影モード版に加工してみる。
上はコントラストをはっきりさせたもの、下は絵画調にしたもの。




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駒石と温泉で飲んだビールを魚眼レンズモードにしてみる。こちらは単に画像が荒くなっただけのように見えるが、他の写真ではもう少し面白い感じに加工できていた。被写体か構図により、面白くなるならないがあるのだろう。

AW130を山行で使った感想として、早速雨天であったが気兼ねなく雨の中カメラを使えて防水デジカメに変えてよかったと思っている。雨の中大っぴらにカメラを出していると、レンズのところに水滴が付くが、ある程度なら水滴は撮影した画像には影響しないようだ。大きな水滴は写真に写り込むが、指できゅきゅっと吹き払えば撮影には影響無かった。最近のカメラでは標準的なのか、GPSやWIFIなどが付いている。GPS機能で地図上に合わせた現在地を表示できたり、撮影しようとすると位置から類推する地名が液晶に表示される。木曽駒ヶ岳や空木岳といった主要な山名だけでなく、檜尾岳、熊沢岳というレベルで表示され粒度はかなり細かく位置も正確だった。また、WIFI機能ではスマートフォンにアプリを入れ、アプリ上でカメラからスマフォに簡単に写真を転送できる。前のカメラで使い慣れた機能だがこれは便利だ。他にセンサー系も付いていて、撮影画面にはいつもコンパスと高度計を表示させている。

山行に持っていきデジカメを使い倒すと、前のカメラはボディやボタンに細かい傷が無数に付いている。新しく買ったのこカメラはまだ新品同様で傷1つ無いが、早くボロボロになるまで使い倒したい。

私の登山靴(修理後) 

7月20日(月)晴れ。

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祝日、海の日。
雨が続く日を抜けたら急激に暑くなった。先週、登山靴を修理に出した伊勢佐木モールにある靴修理店カスタムに靴を受け取りに行った。実は前日の19日が修理が終わっている予定日であり、19日に行ったのだが修理は終わっていなかった。発注していたソールが今届いたとのことで、今日中に直すと言われたが、翌日20日が休みだったため次の日また来ますと言って去った。果たして、取りに行くと修理は終わっていた。




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どうだい、いいだろうと如何にも職人という感じの店の主人は目を輝かせて言う。客にそう思い込ませようという感じは無く、本当に自分でそう思っていて修理に満足しているというのが伝わった。私は、元々の形状を知っているので最初受け取ったときは少し違和感があった。
まず、肝心のソール部分についてはビブラムソールの固いゴムが一枚の層でビッタリと貼り付いている。元々は、固い黒いゴムの層の上におそらくクッションのような役割が意図されたネズミ色の少し柔らかい層があり二層から成るゴムであった。靴に意図されたクッションが無くなってしまったのではないか。
二つ目は、ソールと靴底の間の部分、ここに周囲を覆うように薄いゴムが張り付けられていたのだが、そこはすべて剥ぎ取られ、剥ぎ取られた状態のままとなっている。確かに、修理に出したときに受け取った見積もり伝票を見たとき、ソールの交換だけとなっていたのでそうなるだろうと予感はしていたのだが、やはりそうなっていた。これは、事前にインターネットで登山靴の修理のサイトを眺めていたとき、シューラウンドの補修という言葉で3,000円となっていたのを見たが、その分が私の見積もりには無かったのでこう思った次第だ。
最終的に、受け取った靴はシューラウンド部分のゴムは無く、革靴の底に一枚のビブラムソールが貼りついている形となり、靴底とソールの間には多少段がある形となった。この段のところで、登山中何かの拍子で引っかかったりしないか、また、クッション的な素材の部分が無くなったことでドン、ドンと足を突いて下山したとき足が痛くならないか、という不安を感じたのが最初に受け取ったときの違和感だ。




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靴底から眺める。確かに、一枚のソール自体はしっかりしている。硬く、それでいて曲げようと力を入れると鉄の定規のようにほんの少し弾力があり登山靴として理想的だ。
思えば、インターネットで登山靴の製品を見て回るとこのような形状の靴も多くある。私の靴のシューラウンド近くの皮の状態と見るとあまり傷はなく、本来はこの部分はそこまで守る必要はなく、より良くを進めた結果の過保護な部分なのかも知れない。靴底のソールによるクッション層も同じかも知れない。靴底以外に、革靴の底の部分やインナーソール部分がまだ足と地面の間にあるので、そこにもクッション性があるとも考えられる。過保護な部分を除き必要最低限の修理をすると、今回のこの形状になるのかも知れない。
眺めているうちに、段々とそう思えてきて今回の修理に不満はまったく持っていない。何より、直した当の店の主人が満足そうであった。



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果たして、この修理がどうであったかはこの登山靴を履いて登山をしてみないと何とも言えない。場合によっては一度の登山だけでなく、数回行ってみないと良かったか悪かったかは分からないだろう。私はこの靴が壊れた直後に新しい登山靴を1つ買ってしまったので、当分この修理した靴の出番は無い。
修理した靴を机に置いて、缶チューハイを飲む。皮やゴムに付いた傷を、これはどんな動きのときにこんな傷が出来たのだろうと想像しながら、懐かしむように傷を指でなぞる。皮の色は灰色だったはずだが今は完全に面影なくこげ茶色に変色している。
使い古した道具を眺めていると、時間を忘れ何か嬉しいような気持ちになる。


私の登山靴 

2015年7月11日(土)晴れ。

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私の登山靴。かれこれ10年弱これを使っている。
ライケル社製、製品名は忘れてしまった。ライケル社はその後マムート社に買収されたそうで、今はマムート社の製品にこれと似たような製品がある。はじめて友人に丹沢山に誘われたとき、山登りには登山靴が要るぞと言われ、一緒に登山用品店に連れていかれ、形が気に入ったのでこれを購入した。当時は登山については何も知らず、背負ったリュックの中に雨具は無く、ズボンはジーパンだったと思う。価格は3万円近くしただろうか、元々は皮の部分はねずみ色だったはずだ。色落ちと、使うたびに洗っては防水スプレーをかけたりしているうちに、いつの間にか写真のような茶色になった。
使い始めは靴擦れなどもあった気がするが、ここ数年はトラブルなく私の足にぴったりで靴擦れなどの違和感がまったく無く、他の登山靴でもそうだと思うが、多少のガレ場や水たまりなど、ゴツゴツ足を踏み込んでいって何の問題もなく、使えるものならずっと使い続けようと思っていた。




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登山靴の寿命は3年~5年と言われている。特に底のソールの部分が経年劣化して剥がれてくる。
とうとう私のこの靴もそのときが来てしまった。先日の登山を終えて家で登山道具を整理していると、右足側の靴はボロボロになっていた。ラウンドと呼ばれる底の周囲を覆うゴムの部分が剥がれ、そこからソールが剥離しかかっている。ふと、瞬間接着剤や靴用の補修材を使って剥がれた隙間を埋めて接着すれば使えるのではないかと思いついたが、よくよく靴の状態を確認すると、そのラウンドのゴムの部分は木炭のように固くボソボソになっており、ソールと靴の底面の間にあるやや柔らかいスポンジ状の層も同様に炭のようにポロポロと引っ掻くと崩れるような状態だった。これでは、剥がれた部分を接着剤でくっつけても焼け石に水だろう。直すか、捨てるしかないようだ。




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新しい登山靴を購入した。
モンベル社製テナヤブーツ メンズ 色:ブラウン 税込20,762円。
モンベル社のブーツのラインナップではアルパイン、トレッキング、ハイキングとありこれはトレッキングに属するが、私の登山にはこれで十分だ。靴紐の部分はワイヤーとなっており、靴に2つ付いたボタンを回すとワイヤーが締まる。ボタンを引き出すとワイヤーが緩み、ベロの部分をぐっと開けると靴の脱ぎ履きができる。買う前はこのボタンの部分が緩い作りだと歩いている際にワイヤーが緩んだりしないかなと心配したが、ボタンのオンオフはある程度深みがありカチッと今オンなのかオフなのか明確な状態になるので、これなら大丈夫だと思う。
ウェブサイトで物色していた際は、このモデルの前年度版が6000円ほど安く売っていたので最後まで迷ったが、今年モデルのこれは25.5cmで片足669gの重さで前年モデルより60gも安くなっている。よくカタログスペックを見ると前年のはソールがビブラムソールと明記されており今年のはその記載がない。その分軽くなったのだろうか。最後まで迷ったが、登山道具は1年もモデルが違うと随分と機能面も良くなっていることから、どうせ買うなら今年のモデルにした。ちなみに、デザイン的には前年の物の方が私の好みであった。




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これまで使っていた登山靴は捨てるには惜しく、修理に出した。
横浜関内、ツタヤの裏側にあるカスタムという靴修理のお店を見つけ、そこに決めた。他にも関内には靴の修理の店が見つかったが、他は鞄なども扱っている全国チェーン店のようで、靴専門のところは関内周辺にはここだけだったのでここに決めた。入り口は分かりにくく、中に入ると狭く細長い店内は受付と後は無数に修理行程中の靴や修理道具が雑然としているお店だった。中からご主人が出てきて靴の状態を見て、いろいろ説明いただいた。誤解を招くと良くないが、いかにも頑固な靴職人、これ一本といった感じの方で、とても信頼が置ける感じがする。見積もり伝票にはビブラムソール、ホルソールと書かれており、料金前払いで12,000円。左右ともソールは張り替えてくれるとのことだった。料金は事前にインターネットで調べていた際に宅配形式の登山靴修理のお店と、だいたい同じか少し安いぐらいだろう。1週間で修理が終わるとのこと。店を出るとき、これはいい靴だと言ってくれた。嬉しかった。
直ったらこの靴を履くかどうかはまだ分からない。新しく買った靴は、足を覆う部分にゴアテックスファブリクスという素材を使っているのを推しており、これにより蒸れを軽減できるそうだ。足は、頭、手に続き3番目に多く汗をかくところで、登山1日行った場合は片足で200g、コップ一杯分の汗をかくそうだ。外から雨などを防水するのは当然だが、自分が出す汗をうまく外に出さないと靴の中は蒸れて濡れる。まして私の古い方の靴は新しく買った靴より150gは重い。新しい靴を履いて気に入ったら、古いこの靴は思い出として眺めるだけになるかもしれない。
この新しい靴を足に慣らしておくため、何回か土日に街中ではあるが履いておく。あまり街中で登山靴を履くのはアルファルトでソールが削られそうで嫌な気がするが、前に友人が新しい靴を登山本番で履き卸して靴擦れだらけになって痛がったいるのを見たので、それ以来登山本番ではじめての靴を履くのは恐ろしいと思っている。

読書レビュー - 孤高の人・他 

1月11日(土)晴れ。

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最近読んだ本の感想を書いておこうと思う。
勿論、まだ読んでいない人が興醒めするようなネタバレ等はしないように気をつけ、私個人の感想に閉じるよう書くつもりではあるが、意図せずそういったことになる可能性もある。もしこのブログを読んでいただいている方がいれば、その点ご留意いただきたい。つまり、これからあなたが読む可能性もあり、先にその情報が入るのが嫌であればこの先は読まないでいただけると幸いだ。また、感想はあくまで私1個人がそう思っただけのことであり普遍的、一般的な評価では勿論無い。否定や批判も、その著者や作品をこき下ろす目的は一切なく、私という小さな一個人が、単にそう感じたというだけのことである。



■ビブリア古書堂の事件簿 三上延著 メディアワークス文庫 590円
この小説はシリーズものとなって何巻も出ている。インターネットがどこかで売れているランキングに載っているのを見てその1巻目を買ってみた。事件、推理物の小説であるが文体が私にはまったく合わなかった。柔らかいトーンで読みやすいが、私には何か歯が浮くというか、いちいちふんわかした恋愛トーンが入るのが読んでいて面倒臭かった。2巻目は買わないだろう。

■脳男 首藤瓜於著 講談社文庫 590円
最近映画化された小説、表紙には第46回江戸川乱歩賞受賞作とある。面白かった。これも私の好みからすると、若干ではあるが過激に見せよう、登場人物をキャラクタ濃く立たせようとする作者の意図みたいなものが見えてほんの少しあざとい感じがして嫌だったが、主題に取ったテーマが興味深く、その1点だけで最後まで興味を持って読み切れる。ストーリーを構想した時点で、この作品は既に勝っていると思う。

■復讐教室 山崎烏著 双葉文庫 667円
書店で平積みに置かれ、復讐というタイトルには私は常に興味を持ってしまうため手に取った。苛められっ子がクラスメイトに復讐するという物語だ。ラノベ、ライトノベルというジャンルだろう、おそらく携帯電話向けに1話1話配信していたものを文庫化したものと推測する。まったく面白くなかった。クラスメイト全員に復讐を果たすわけだが、人数が多くて誰が誰だか作者の思っているほど読んでいる側には認識できない。何となくストーリー的なものはあるものの、おそらくそのライトノベルという性質からだろう、1話限りで説明から始まりその話で1つの話が終わるようになっており、無理やり強引な決着ををしてまた次の話が始まる。私はテレビドラマでも1話1話で完結していくタイプは好きでないのだが、こういうタイプは話と話のつながりが薄く、話の理解が遅い私には向かない。

■標高二八〇〇米 樋口明雄著 徳間文庫 648円
著者は登山をやるのだろう、登山が話に絡む短編小説集だ。表題の短編もある程度は面白かった。ところどころ、登山の話やその装備品の記述があり、私は登山に興味を持っているので幾らか楽しめた。小説全体を通じてはあまり感想はない。あえてこの著者の作品を追うことは無いだろうが、ここで登山小説というジャンルに出会ったことは私にとってとても良かった。

■孤高の人 上/下 新田次郎著 新潮文庫 710円(上/下とも)
大正から昭和にかけた加藤文太郎という日本の登山家を題材に取った作品。私にとって二重丸、登山が趣味の私に限らずとも一般的な名著であるらしい。私は登山の漫画で岳というものと、この孤高の人という漫画を読んだことがある。漫画の孤高の人はこの小説を題材に取ったとのことだった。漫画はそれはそれで面白かったが、原作の小説を読んでみたかった。漫画と小説は別物として、どちらもとても面白かった。この新田次郎という作者は直木賞を取り、自身の名を冠した新田次郎賞という賞まで今はある偉大な作家のようだ。文体は素朴、それでいて質実剛健さを感じる、まあ私のような素人でもこれはすごい、読んでいて面白いと思わせるものがある。この作品自体もとても面白く、いい作品に出合えたと思う。また、この作者の作品は登山ものが中心と分かり、おそらくこの先幾つも新田次郎氏の作品を私は追いかけると思う。




私は最近、東京駅にある顧客の企業に常駐勤務している。横浜関内から東京に電車通勤だ。今はスマートフォンやタブレット端末などで便利に文庫本を読める幾つかのサービスがあるが、まだそれらに踏み込めていない私は通勤電車中に文庫本を出して読んでいる。東海道線のあの足の踏み場を争うような満員電車の中で肘の位置、ページをめくる際の手の動き等にいちいち注意が必要ながら、文庫本に集中すればある程度は私の中で周りを気にする心を殺せる。満員電車で肩、腰、足を周囲の人と密着させ押し合い圧し合い、いざこざの中で通勤するのは本当に骨が折れる。特に私は、と言いたいが誰でも一緒であろう。必死に私は文庫本に読むのに夢中ですというスタイルを前面に出し、その時間が終わるのを文庫本に集中して過ぎ去るのを待つ。
最後に、本を読むスタイルを書こうとしたが、何を書きたいのか意図不明になったのでここで止める。


明日は、丹沢山系 檜洞丸(ひのきぼらまる)というところに登ってこようと思う。
thread: 読んだ本。 | janre: 本・雑誌 |  trackback: 0 | comment: 0 | edit

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