今日もまたマイホームタウン

登山日記や訪れた街の様子をレポートします

乗鞍岳・焼岳登山③ 


9月7日(金)晴れ

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乗鞍岳山頂、剣ヶ峰から早々に下山を開始する。




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17:25 蚕玉岳まで降りてきた。




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雲海を眺める。日が陰ってきている。




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右手前が蚕玉岳、左奥が剣ヶ峰である。




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奥に見えるの左が西穂高岳、左が前穂高岳である。




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雲上にちょこんと槍ヶ岳が頭を出している。




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ここではもう鶴ヶ池まで下山しているが、まだ槍ヶ岳が見えた。ここから槍ヶ岳が見えるのは珍しいことそうだ。




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18:00 畳平まで無事に下山した。
往復で丁度3時間であった。




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本日宿泊する銀嶺荘に入る。




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1階は売店となっているが、この時間なのでもう営業していない。




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18:30 夕食。



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夕食のメインはこの牛肉のすき焼きであった。とても美味しかった。




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夕食後、風呂に入り缶ビールを買って喫煙所で飲む。ここ銀嶺荘は標高は2700mと高いが車でここまで来られるためか、風呂もあり山小屋というよりは各地の登山口にある民宿のような感じの宿であった。泊まった部屋も男性5名で相部屋として使ったがおそらく7名ぐらい泊まれる広く清潔な部屋であった。
20時ぐらいに就寝。




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9月8日(土)晴れ後曇り

04:30 起床。
朝食用に配られたお弁当を食べる。




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昨晩、寝ている間は雨が降っていたが、雨は上がっていた。




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畳平から歩いて往復1時間程度で行ける大黒岳まで、日の出を見に行く。




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ヘッドランプを点けて歩いていく。道は稜線上に当たるためか、風が少し強く寒かった。どこに泊まっていたのかと思うほど大勢の人が日の出を見に来ていた。




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ここで写真は大黒岳でのご来光終了後、畳平まで戻りバスに乗り込んだ後の所となっている。
残念ながら大黒岳へ登る際、デジタルカメラ1個を持って行ったのだがそのデジカメの電池が登り始めてすぐに切れてしまったのだ。圧巻の雲海、燃えるような火の玉が雲から上がる瞬間が拝めたのだが、目に焼き付けるしかなかった。




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バスでの移動中も雲海と、既に上がってしまった太陽が見えたので名残り惜しくカメラを窓に押し付けてシャッターを切る。デジカメはバスの中で持ってきていた充電器につないで置き、バス移動は1時間程あったのでこの後の写真はカメラで撮ることができた。




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焼岳の登山口に向かい、乗鞍を後にする。




(つづく)

乗鞍岳・焼岳登山② 


9月7日(金)晴れ

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標高2,702mの畳平を登山口として出発し、乗鞍岳の山頂である剣ヶ峰を目指す。




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はじめは鶴ヶ池をぐるりと回る遊歩道を歩いていく。




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この日は概ね晴れていたが、バスでの移動中には乗鞍に近づいた辺りから時々お天気雨のような雨があり、ここでも時々ガスが出た。いつ、あっという間にガスが覆い展望が無くなるか判らないため、晴れ間があるうちにという思いで同じような景色をたくさんカメラで撮っていた。




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15:35 遊歩道を歩き終えて肩の小屋に到着。




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肩の小屋周辺には東京大学の宇宙船研究所など、大きな建物が建っているのが見える。ここは標高3000m近くまで道路が整備され交通アクセスが良いという特殊な場所であることから、高山で行う様々な研究施設が作られたのであろう。




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肩の小屋を出発する。ここからは登山道らしい傾斜のある道となる。多くの人が登りに来ても大丈夫に見える程度に道幅は広い。




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畳平側には自然科学研究機構の観測所の球体が見える。




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空に少しだけ残った雲が行き来しており、登山道ではガス状になって通過していく。




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右側に権現池を見下ろしながら登っていく。




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16:20 蚕玉岳(こだまだけ)に到着。
乗鞍岳周辺には23の峰、7つの池沼、8つの平原が連なっており、最高峰の剣ヶ峰がいわゆる乗鞍岳の山頂になるとのことだ。




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山頂の剣ヶ峰に建物が建っているのが見える。




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頂上目前に頂上小屋という小屋があった。小さな売店程度の小屋のようだ。




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16:30 乗鞍岳剣ヶ峰の山頂に到着。標高3,026m。




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山頂には乗鞍本宮という建物が建っており、この時はもう閉まっていたが、土日の人の多い時にはここでお守りを売ったり祈祷をしたりしているそうだ。先ほどの頂上小屋から山頂の様子を見ており、山頂に人が多くいると見ると登って来てここを開けているのだそうだ。




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周辺の景色をカメラに収め、早々に下山を開始する。




(つづく)

乗鞍岳・焼岳登山① 


9月7日(金)晴れ

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北アルプスの南端にある乗鞍岳、焼岳に登ってきた。
登山ツアーバスまいたび社にインターネットで事前予約し、新宿から現地への往復バス、宿での宿泊、夕食と翌朝・昼の弁当、帰りの温泉代が入って申し込み料金39,800円。

07:05 新宿駅西口の明治安田生命ビルに集合。
添乗員兼登山中のガイドをしてくださる方2名、女性客15名、男性客9名での出発となった。別の焼岳に行くツアーが催行中止になりこちらに案内して寄せたため、バスは満員とのことだった。バスは大きく座席はゆったりしており、私は一番前の道路側の窓側の席であった。




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08:50 双葉サービスエリアでトイレ休憩。




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10:40 道の駅、風穴(ふうけつ)の里で2回目のトイレ休憩。




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12:00頃 平湯。
乗鞍岳への登山口である畳平へは乗鞍岳スカイラインという車道を通るのだが、この道が前日の大雨で通行止めとなっていた。スカイラインのゲートから少し戻り平湯というバスターミナルになっている地域に行く。添乗員さんが必死に各所と連絡を取り、どうやら14時半にゲートが開くようだ。80m以上の雨で安全のためゲートを封鎖するようで昨日は100mの雨が降ったため今年初めてゲート封鎖をしたそうだ。この時点では平湯も晴れておりゲートが開くのは間違いなさそうでここで時間を潰す。




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恐らく14時半にゲートが開いたとして畳平に到着するのは15時。私たちは安全第一の団体登山ツアーなので今日の乗鞍岳登頂は出来ないだろう。ここ平湯温泉は東京からや上高地からのバスが往来しているようで皆次に登りに来るためにバス案内のパンフレット等を眺めていた。ここには無料の足湯があり足を湯に入れている人もいた。私も缶コーヒーを買いのんびりと時間が過ぎるのを待つ。




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14:00 乗鞍岳スカイラインの入り口に来てゲートの開門を待つ。
畳平等は電話を入れて晴れているのが分かっているので少しでも早くゲートが開いたら一番乗りでゲートを通過しようと早めに乗り付けた。既に添乗員さんから本日の乗鞍岳登山はありませんと聞かされているが、皆ひょっとしてという思いで早くゲートが開かないかと待つが、開かない。お役所仕事だねと皆でバスの中で残念がっていると14時半の時刻ピッタリにゲートが開いた。




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15:00 乗鞍岳の登山口となる畳平に到着。
すぐに登山の準備をしてと添乗員さんから号令が掛かり、皆慌てて準備する。今日は寄り道無し、ペースも含めすべて私の指示に従ってもらいます、それでも登る人、という添乗員さんの声掛けに皆勢いよく手を挙げる。皆歓喜の表情である。私もしっかりと手を挙げた。結局、何度もここに来ている人であろう4名の女性を除いた全員で登山を開始することになった。通常は15時から登るということは絶対に会社が許さないそうでちょっとでも遅れた人はすぐに降りてもらいますと、添乗員さんも顔がこわばっていた。




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この日の登山コースが青線、翌日のご来光を見に行ったコースを緑色線で示している。
畳平から南の乗鞍岳山頂を目指し、ピストンで戻ってくるコースで往復で3時間程度のコースである。




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15:05 畳平を出発し、乗鞍岳山頂を目指す。




(つづく)

立山・剱岳登山⑥ 

(立山・剱岳登山の続き)

8月22日(火)曇りのち雨

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剱岳の登頂を終え、剣御前から室堂方面へ降りる。
ここは雷鳥坂という名前が付いており剣御前までは剱岳までは登らない多くの人も来るのだろう、道は歩きやすい登山道となっていた。




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雷鳥平まで降りてきた。雷鳥沢という川が流れており幾つか川を渡る木の橋が掛けられている。




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12:30 雷鳥沢キャンプ場に到着。




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平日だからだろうか、テントはほとんど無くまばらである。




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少し登り返してみくりが池方面に向かう。沢の方面を見下ろすと緑の山に幾つも切れ込みがありそこに雪が白い線で残っていて美しい。しかし、この辺りは硫黄の匂いがすごかった。




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12:45 雷鳥荘に到着。
入り口に入るとここはもう下界のホテルや民宿と変わらないような立派な作りとなっており、食堂に見える場所には多くの人がビールなどを飲んでくつろいでいた。既に時間はたくさん余ったことが分かっているので、缶コーヒーを買いタバコを吸って長めの休憩をとった。ここで地図を見て本日の宿はこの先のみくりが温泉にすることに決めた。この雷鳥荘でもとても立派な建物なのでよかったのだが、この時点で雨がパラつくことが多くなり明日は完全に雨予報なのでできるだけ室堂近くに行っておいた方がよいだろうと考えた。




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ここは湧き出る火山性のガスで硫黄の匂いがとても強い。登山路の道中には時折このガスセンサーが付いており、このパトランプが回ったら危ないレベルのようだ。




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火山性の臭気が立ち上っている様子が見える。




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血の池と呼ばれる場所である。既に小雨が降り始めており足早に先を急ぐ。





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13:15 みくりが池温泉に到着。
フロントで宿泊の旨を伝えると事前予約は無かったが空きがあり泊まれるとのこと。朝食は最後まで迷ったが不要と考え、1泊夕食付で8,840円。寝床は225番の部屋の8番ベッドとのことだった。夕食は17時半と19時のどちらかから選べ、19時にした。乾燥室に濡れた雨具やザックカバー、登山靴、手袋を並べて寝床の部屋に行く。1階はフロントや食堂、飲食店等となっており2階に客室が並んでいた。まるでホテルのフロアのような廊下から客室に入ると2段ベッドが両サイドにある8人部屋であった。ここに下段側4名、上段側は対角線に2名入り私は上段の窓側であった。




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外を見ると雨が強くなってきている。本降りになる前に下山できてよかった。




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1階には温泉があり、汗を流し乾いた衣服に着替えて喫煙所で一服する。屋内に喫煙所があるというのも贅沢な造りで喫煙者にはありがたい。横の自販機で缶ビールを買い、喫煙所で今日の山行の思い出に浸る。
夕食まで時間があり、寝床で昼寝をした。同室となった下段ベッドの3名は同じグループのようで、外に同じグループの女性がいるので入って来やすいようにするためかドアを開けっぱなしにしていたのが気になった。ドアを開けていると廊下の音が入ってきてとてもうるさい。この宿は子供連れも多く子供が奇声を上げて廊下を走る音や話し声が入って来て、部屋は窓を開けていないので音が響いてとても寝れない。持ってきた世界最悪の旅という小説を読んで時間を潰した。ベッドはカーテンで間仕切りできるようになっており、各ベッドに明かりを点ける蛍光灯が付いているので間仕切りすると個室のようになる。小説の内容が面白かったので、こもって小説を読むことに没頭できた。




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19:00 夕食。
魚の天ぷらや鶏肉、鮭の刺身、おでん。




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茶碗蒸し、ご飯と味噌汁はお代わり自由だ。ここでも緑色の板状である昆布の締めものが出された。聞くと鮎を昆布で締めているのだそうだ。魚と分かり美味しそうだと思ったが、やはりネチャっとした食感と食べ慣れない味に私には合わなかった。これは単純に個人の好みの問題で、食事全体としてはとても美味しくお腹一杯になった。
食事の後はまた缶ビールを買い喫煙所で飲み、消灯時間の前に耳栓をして寝てしまった。




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8月23日(水) 雨。

目が覚めて外に出てみるとしっかりとした雨になっていた。せっかく雨具の類を乾かしたが、ここから室堂までは少しであるが歩く道がありまた雨具を着けなければならない。




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09:00 みくりが池温泉を出発。
9時がチェックアウトの定刻とのことだったのでギリギリまで粘ったが、同じような人が多く9時のフロント前は混雑した。ここに泊まる人は室堂周辺の観光、山を登る人は立山の雄山までという人が多いようだ。私はアルペンバスでの東京からの往復で手配しており、このバスの帰路が12時半出発であり、このため前日に早く下山できても12時半には間に合わないので一泊せざる得なかった次第だ。




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09:10 ホテル立山と併設された室堂ターミナルが見えてきた。



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中に入って食事処へと向かったが、営業が10時からとなっており土産物屋を覗いたりして時間を潰した。室堂ターミナルには今日到着した人が続々と来ており混雑していた。皆この雨に雨具を着けて出発する人、観光風の格好で雨がもう少し上がらないか待っている人等さまざまだった。




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レストラン立山に入りイチ推しとあった白海老から揚げ丼定食1650円をいただく。白エビはこの辺りの名産品だそうだ。とても美味しいが1650円は場所代であろう。広いレストラン内に客はほぼ居らず、バスの出発まで時間があるのでゆっくり居座ることにした。




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生ビール900円。どんぶりにはエビの天ぷらが大量に入っており、どんぶりとして食べた後エビをつまみにビールを飲んだがビールにとても合って美味しかった。




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それでも時間を持て余し、外に出て再び室堂ターミナル内を見て回る。喫煙所を見つけたのでタバコを吸ったりした。
12:30 時間になったのでアルペンバスに乗り込む。
行ってみると既に乗る人は全員乗り込んでおり待っている状態だった。皆雨の中時間を持て余したのだろう。帰路のバスも空いており、2座席を1人で使えた。




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途中トイレ休憩が3回あり、20時半頃に新宿に到着。その後湘南新宿ラインで横浜へ下り帰宅。

事故も無く、憧れの剱岳に無事登頂できて嬉しい。欲を言えば天候が曇りでガスで眺望がまったく無かったことが心残りだ。次にはテント装備を担いで剱沢から登ってみたい。
今回の山行について、無くし物については500mlの水筒を出発時の室堂に置いてきてしまったことと、行きのバスでウォークマンのイヤホンの部分を落としたようだが、それ以外には無かった。過去にはアイゼンを置き忘れてきたことと、デジタルカメラを雨に濡らし壊したこと等があったが、今回は大きな失敗は無かった。体については、今回も右足の踵に靴擦れだろうか豆を一つ作り潰れていたが、それ以外に怪我や体調不良などは何も無かった。気持ちの面でも嫌な思いをすることはほとんど無かった。
良い山行だったと思う。私にとって47座目(立山)、48座目(剱岳)の百名山の登頂となった。




(おわり)

立山・剱岳登山⑤ 

(立山・剱岳登山の続き)

8月22日(火)曇りのち雨

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07:30 剱岳山頂。
周囲に人はおらず、一瞬でも晴れ間が出ないことかとタバコを吹かしながらしばし待つ。




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晴れ間が出るのを諦め、下山を開始する。




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07:45 10番目の標識、カニのよこばいに到着。




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この写真の所は崖側に足場が見えるが、カニのよこばいというところは多くが崖側は切れ落ちており万一滑り落ちたらヘルメットなど役に立たず助からないように見える。たてばいのところは登り始めの所に岩棚のある程度のスペースがありそこに落ちるだけなので、よこばいの方が危ないだろう。
事前に見たいろいろな人のブログ記事では、よこばいの一歩目の足場が見つからず苦労したとあった。私はガスで見えにくかったこともあるかも知れないが一歩目どころか2歩目3歩目も皆が足を掛けそうなステップは分からなかった。両手で鎖をガッシリと掴み、足裏を崖の壁にピッタリと押し付け、フリクションを効かせて降りていく。3,4歩目にて足が掛けられる場所を見つけた。横に張っていく鎖は15mぐらいだろうかそこそこ距離があり、足場は壁面に対し水平に切り傷を入れたように切り込まれている。このためつま先側を入れて横に張っていくのだが、膝を壁側に入れようとするとすぐにすねを壁に打ち付けるので体を「く」の字の形にキープして渡った。
登山靴のフリクション(摩擦)を使った岩登りでよく言わることは、圧力をかける方向を壁に対して垂直にするのがコツだそうだ。この場所だと崖の傾斜は70度以上ありそうだが、ほぼ真横から横に圧を掛ける感じになる。足裏をピッタリ壁面に付けても、力を重力方向の縦に掛けてしまうとズルズルと簡単に滑り落ちてしまう。




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カニのよこばいを過ぎると、鉄製の梯子が掛かっておりこれを降りる。
この日は雨で濡れていたが足場はしっかりしているので何も問題は無かった。雪の残った時期などにアイゼンを履いたままここを降りなければならない場合は、相当に怖いだろうと思える。




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07:55 梯子を過ぎると避難小屋のようなものが建っている。




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ここはトイレ場だそうで携帯トイレを持ってきた人が使う場所だそうである。別山尾根コースのここまで、確かにトイレの場所は無かった。キジ撃ち等で済まそうにも岩壁地帯で体を隠す場所は無く、女性においてはトイレの必要が来たときにはずっと我慢するしかないであろう。そのため、ここでトイレが出来るようにしてくれているのだと思う。
トイレということで、やはり汚いのかなと思って中を除くと、綺麗に掃除されておりこれなら女性でもここで嫌な思いをせずトイレが出来るだろうと思った。




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08:00 11番目、平蔵のコルの下山コース。
この下を降る。



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コルまで降りると、今度は前剱に向かった登りとなる。
別山尾根による剱岳山頂への道は、剣山荘から一服剱、前剱、平蔵の頭、剱岳山頂という順にピークが並び、このピークを登ったり降りたりする稜線の道となっている。途中にあるそれぞれのピークに至る道は岩をよじ登るような狭いコースとなるためか上り用と下り用でコースが分かれ、登りのコースはピークを越えるように、降りのコースはピークより少し西側でピークに到達しないがそれでもかなりピーク近くまで登っては降りるという道となっていた。




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08:05 12番目、平蔵の頭の下山路。




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20mほど鎖を登っていく。




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08:25 13番目、最後の標識となる前剱の門。




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崖の上には登り用のコースがあり落石があるかも知れないので注意するようにとの看板がある。




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前剱の山頂周辺は似たような大きな石が一面に広がり進む方角を見失いやすく、岩に付けられたペンキの印を注意深く探しながら歩く。




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一服剱辺りだっただろうか。この辺りまで来て時間にまだ十分に余裕があることが分かり、座ってタバコを吸うなどかなり長めの休憩を取りながら降りてきた。
この山行には35Lサイズのザックに一般的な小屋泊登山用の必要品を詰めて来ていたが、剣山荘では剱山頂へは不要な物は小屋に置いていけるとのことで帰り用の衣類や邪魔になりそうなストック等は小屋に置いてきた。アタックザックは持っていなかったので35Lのザックを背負って登ったがザックの中はスカスカでほぼ何も入っていない状態だった。雨具とヘルメットを装着して出発したため、ザックの中には行動食と500mlペットボトル2本、他にバンドエイドやエマージェンシーシート等を入れた小袋1つぐらいだ。山頂への道中に水の補給場所は無く、飲み物は多めに持ってきたがこの日は曇りで日差しが無かったためかあまり飲まず、2本目が必要にはならなかった。




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別山尾根ルートにおける過去に起きた滑落や転倒などの事故は、カニのたてばい・よこばいといったいわゆる有名な危険個所ではほとんど事故の発生は無く、こういった前剱や一服剱など特に危険個所を示す看板などが無いところで発生しているそうだ。確かにこの辺りでも油断して足元を捻ったりすれば簡単に骨折や滑落といった大事故になってしまうだろう。最後まで慎重に、一歩一歩気を抜かずに降りていく。




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剣山荘が見えてきた。



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09:40 剣山荘に到着。
無事に下山できてほっとする。




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剣山荘でうどん700円を注文し、食べる。




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とても美味しくあっというまに完食。塩分を体が欲しているせいもあるだろう。
この後、小屋に置かせてもらっていた残りの荷物を回収してザック内を整理し、少し休憩した。




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10:30 剣山荘を出発し、室堂方面への下山を開始する。
剣山荘から剣沢方面に少し歩くと、剣沢方面と剣御前方面に分かれる分岐がある。往路は剣沢側から来たが帰りは剣御前へ直接向かうコースを行く。




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15分ほど大きな岩のガレ場を登り続けるとこの看板があった。剣山荘に向かって来ていれば、この「もう少しです。ガンバレ」が嬉しいだろう。




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行きに歩いた剣沢側の道は最初から最後まで岩のガレ場であったが、こちらのルートは少し山側なのである程度は山道を歩けるかと期待していたがこちらのルートもほとんどがガレ場の道であった。それでも、ところどころにはこのような山道のような道を歩けた。




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このルートは何か所かで雪渓が残っており雪の上を歩く所があった。それでも雪渓上を歩く道はステップがしっかり付けられており登山靴のままでも問題なく歩けた。




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途中、雷鳥の親子に遭遇した。




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大きなのが親鳥だろうか、他に小さな雷鳥が4,5羽も固まっていた。山登りにて何度か雷鳥にあったが、毎回登山道の真ん中で見かけた気がする。遠くに見えたという記憶が無い。今回も目線が下向きに歩いていたところに突然視界に雷鳥が現れ、危うく蹴飛ばしそうになったというぐらいだ。




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11:25 剣御前小屋に到着。




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当初計画では2日目のこの日はここに宿泊するつもりで事前に電話で宿泊予約をしていたのだが、予定より早く到着したため予約をキャンセルしてもう少し室堂方面に降りることにした。小屋番の方は快くキャンセルを受け入れてくれた。
何となく、コーヒー300円を購入した。ここに到着した頃には時折雨がパラつくという回数が増えていたので、心身ともに温まった。



(つづく)

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